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わんこのはなし
HOME わんこのはなし トイプードル業者の裏話
わんこのはなし
※2011.9.17店長ブログ掲載文


ここ数日、「トイプードルの子犬の選び方」みたいなご相談電話が多く、
中には業者にわけのわからない事を吹き込まれて混乱されている方もおられましたので、
今回は、ちょっと業界の裏事情のようなお話しをしますね。


ここ2年ばかり、ティーカップやタイニーサイズの小型のトイプードルが高騰しています。人為的に・・・
さらに商品力(?)を高める為に、ティーカップよりさらに小さいものをプチプーと呼んでいる
業者もいるようです。アホらしっ・・・

結論から言うと、私の感想ではほとんどがぼったくりだと思っています。
特別血筋が良いなどの理由があれば別ですが、ただ小さいだけなら小売価格で30万円ぐらいまでが
許容範囲でしょうか。
(確かにティーカップは手間ヒマがかかるので、ある程度の価格はしょうがないです)


すべてが悪い業者とは言いませんが、こういう仕事をしているとホント、裏話には事欠きません。


ひと月ほど前でしょうか、ある繁殖屋さんから取引希望の電話がありました。

要は、小型のトイプードル専門に繁殖させているとの事で、
今は人気が高く高値で売れるので、ぜひ取引してほしいとの内容でした。

「またか・・・」

と、いささかうんざりしつつ、万に一つの良いブリーダーさんであってほしいと願いつつ質問してみました。

「例えば、レッドのティーカップ、女の子でいくらぐらいの卸値ですか?」

普通はブリーダーさんの繁殖姿勢とか環境とかヒアリングをするのですが、
トイプードルの人は値段を聞くのが一番手っ取り早いのです。

案の定、

「最低35から40万円くらいはほしいですね」

との回答。

でですね、そんな人には価格の根拠を聞くわけです。すると、

「ティーカップは50万円以上が相場ですし、中には100万円とかで売ってるところもあります。
これでも良心的な価格だと思いますよ」

なんて、さも当然のように言われます。
異常なぼったくり相場と世間の相場は違うのに・・・

「異常な相場の事はいいです。あなたがブリーダーとして何を根拠にその値段を付けているかを教えて下さい」

「いやっ、根拠と言われても・・・。この値段でも買う人はいるので・・・」

「他の犬種なら、インターナショナルチャンピオンの親を持つ子犬でもそこまで高くは無いですよ。」

「・・・・。」

ここで血筋を引き合いに出したのは、ブリーダーならインターナショナルチャンピオンにさせるために、場合によっては何百万円もかかる事は知ってますし、その素質のある子犬を産ませる苦労も知っているからです。

何十年も繁殖の事を勉強して、名のある犬舎から教えを請い、
そして何度も頭を下げて良い血筋の犬を手に入れて、そして何代か交配させてやっとショータイプとして素質がありそうな子犬が生まれてくるわけです。
そして、ショーに出せばそれなりの手間も費用もかかる・・・

そこまで苦労して生まれてきた子犬と、
安直に小さい両親を買ってきて適当に産ませた子犬と、何で価格が逆転するの?
なんて思うのです。おかしいですよね?

私が「相応の犬舎の文化がある優良血統は価格も高くなる」と定義付けしているのは、
何もブランド志向で言っているのではなく、その人的バックボーンに対する評価なのです。


そこまで言うと逆切れしたのか、

「犬を血統で差別するのはおかしいでしょう?」と。

じゃぁ、犬の価格とはそもそも何かと聞きたいですよね。

命に対する価格なんてものは存在しません。どんな子でもかわいいのは間違い有りませんから。

犬の値段とは、どれだけ人が手間ヒマかけて、コストをかけて付き合ってきたかという事だと思います。
その結晶として、スタンダードに近い美しいスタイル、健康な体、育てやすい性格がそなわってくるものです。
私は、そんな人的バックボーンに対する対価が子犬の価格の大半だと思っています。

だからこそお客様は多少値段は張っても、それ以上の価値をご理解いただいて納得されるのです。
それが適正価格だと思っています。
命の売り買いという感覚で行っておりませんので、そもそも子犬に対する差別という感覚は有り得ません。

そもそも業者の口から「差別」という言葉が出る時点で、すでに命に優劣を付け、
子犬の生命に価格をつけている証拠だと思います。
そういう人たちにとって、子犬はあくまでも商品なんですね。


冒頭に「いささかうんざりしつつ・・・」と書きましたが、
特にトイプードル専門とか言う人に限ってこういう人が多いんですよね。

いろんなホームページを見ても、


相変わらずぼったくりは多い

画像は平気で加工する(毛色とか瞳のキラキラとか・・・すぐにバレるのになんでやるかな?)

1.5kgとかの母親に平気で出産させる(母体の影響を考えると2kgは必要というのが良識ある意見です)

それに便乗して、ブリーダーまでもが直販サイトで同じような事をやっている


など、なんだか別の世界のような状態になっています。

昔から本当にトイプードルが好きで繁殖されているブリーダーさんなんて、
そんな輩と一緒にされて、本当に見ていて気の毒なくらいです。

本当にどうにかしてもらいたいところです。



こんな状況ですから、これからトイプードルを飼われる方は以下の点に注意されて下さい。


・ちゃんと親犬を実際に見て、触れて買う事

たまに「この父親から生まれる子はみんなちっちゃい」なんて事はありますが、
将来の大きさなんていうものは、ほぼ親犬に似てきます。
親犬もわからないのに「小さくなりますよ〜」なんて言うショップには要注意!

・大きさを体重で判断しない

同じ1kgでも痩せている体重かころんころんな体重かで当然大きさは違ってきます。
また、成長の早い遅いはありますので、その時点の子犬の体重なんてあまり参考になりません。
他のデーターとからめて判断するものです。

・毎日どれくらい食べているのか聞く事

いまだに給餌量を少なくして「体重が軽い=小さい」みたいな売り方をしている所は多いです。
あらかじめいくつかのパッケージを見られて、この月齢、体重なら1日何グラムが適当なのか
確認しておくといいですね。
成長期にちゃんと食べさせていないと、将来的に免疫不全になって病気のかかりやすい子になりますよ。

尚、当店にお問合わせ場合はブリーダーさんに最新の情報を聞きますので少々お待ちくださいね。


・生後60日までに引き渡す所、展示販売している所は避ける

ちっちゃい子はどうしても環境に影響されますので、普通の子より親元には長く過ごさせてあげる必要があります。
「要介護」とまで言われるブリーダーさんもいますし、生後3ヶ月とか4ヶ月まで親元で過ごさせるブリーダーさんもいます。きちんとした所ほど「お客様第一主義」ではなくて「子犬第一主義」なのです。



などですが、結局は子犬を見る前に、販売者をしっかり見ましょうという事なのです。
とか言いながら、私もその業者のひとりですからね〜 同じように厳しく見てくださいね。 

すでにペットブームも終わって、もうそろそろ子犬を買われる方の目も肥えてきていると思います。
さすがに展示販売をしている量販店では買わないとは思いますが、
ブリーダー直販ならすべて安心というのもちょっと盲目的すぎます。

ちなみに、当店には取引希望のブリーダーさんからの問い合わせも多いのですが、
確かに良いブリーダーさんも多いのですが、最近では断る事の方が圧倒的に多いのです。

ぜひ、もっともっと賢く冷静に子犬を選びましょうね!